ツクモノツキ 総評2(ってか書き残し)

http://www.sugarpot-hp.com/soft/tukumonotuki/t00_1.html
批判は書き尽くした感があるので、書き足りなかった良かったトコを書きます。
おもに主人公、心理描写とサブキャラについて。

この作品、心理描写がいいんですよ。特に主人公の。
主人公のモノローグが多めで、思考に着いていきやすいんです。
「主人公がイライラし過ぎ」という意見をちらほら見ますが、僕も半分は同意なんですが
あの状況はイライラしてもしょうがないかなと、昔の記憶はないわけですし、ツクモは真実を語ろうとはしないし
じれったくなるのは当然だと思います。まぁ基本的に僕は自分(主人公)に甘いですからね・・・。

主人公の嬉しい気持ちや、気持ち良いって感情をきちんと書いてくれるのもありがたい。
"俺の彼女、超可愛い……"(雪菜さんルート)とかね。
感情移入してて乗っかりやすいですよ。
雪菜さんが初めて私服見せた時とか、「………………！！！」って反応が100％シンクロしてましたから。
主人公に感情移入して、魅力的な日常を楽しむという、エロゲの醍醐味をきちんと楽しませてもらいました。

あと、このライターさんは、「いい人」を自然に書くのが上手いっすね。
過剰だったり、押し付けがましくない程度のいい人というか
自分の生活をなげうってまでこっちに尽くしてくれるわけじゃないけど、自分の範囲で協力してくれる感じといいますか
大家さんとか麻香さんはもちろん、雪菜さんも他ルートでもすごく優しくていい人でした。

大家さんは特にツクモルートで活躍してましたね。
親身になって主人公やツクモ、摩耶を心配してくれて、嬉しかった。
雛子ちゃんも、恥ずかしがり屋で、余り前に出てこないけど、
だからこそ、信頼して話しかけてくれる時の破壊力は凄まじいです。
是非大家さんと一緒になって、雛子ちゃんとツクモちゃんを育てたかったな。

麻香さんも、いい親戚として、主人公達を案じてくれて嬉しかった。
ギクシャクして、ピリピリした雰囲気の中での麻香さんのぽわわーんっぷりは、癒されました。
また、一歩引いたところからの目線というのもありがたいものだったと思います。

ふう、こんなとこですかね。まさか1つのエロゲで6個も記事を書くことになるとは・・・
どうにも、ツクモノツキからは色んな感情が沸き上がってきて、止まりません。
しかしもう「ヤキモチやきな義妹は、いつでもどこでも発情中」　「ぷちぷちアイドル候補生〜早くシてよ！マネージャーでしょ〜」
とかが溜まってるんです。さっさと落ち着いてくれないと、次にいけませんってホント。