かがみふみを「ちまちま」
- 作者: かがみふみを
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2006/04/12
- メディア: コミック
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なにこのニヤケ指数の高さ。これはもはや謎の彼女Xや東雲キミキスに匹敵するレベルだな!
ただ、ニヤケだけじゃなくて、同時にドキドキ指数も高いのがこの作品の面白いところ。
特に、第五話の手をつなぐトコロなんてほんと、ドキドキニヤニヤが止まらん。
僕が今まで見てきた恋愛モノの作品で一番の表現かもしれない。
偶然手が触れ合って、このまま手を引っ込めるか、勇気を出して手を握るか
そういう描写を3ページかけて、丁寧に描いていて、こっちも凄くドキドキする。
あと特に良いなと思ったのは、友達だけど恋人って程では・・・な状態の2人が
勇気を持って踏み出して恋人になろうとするわけですけど、その「勇気」を非常に重く描いているのが
すごく共感できて嬉しい。
そういう状態って、相手が自分に好意を持っているのは何となくわかりますけど
その考えを確信に変えるのが大変なんですよね。自意識過剰とか思っちゃったりして
特に俺たち同様恋愛未経験な人にとっちゃ、データなんて皆無ですから、冷静な判断なんか出来ずに堂々巡りを繰り返してしまう。
そんな状態でも、手をつなぐ、そこまでいかなくても、好きな人のために何かしてあげる。
そんな「勇気」が凄く丁寧に描かれてます。
ホントいいわこれ。同じ作者さんの「まちまち」も絶対読まなくては。
しっかし、コミックハイの単行本は「こどものじかん」しか売ってないこと多くて困るぜ・・・。