エロゲとか音声作品の感想とか書いてます。
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いわゆるweb拍手

悲劇的なシナリオとの距離感について

http://circus.nandemo.gr.jp/sakuhin/dc2sc/

D.C.II Spring Celebration」をちまちま進行中。
これ、コンテンツの中に「風見学園演劇部〜卒業公演〜」という
まぁD.CⅡのキャラを使っての劇中劇があるんですけど。
その中のななかのシナリオ「真夏の卒業式」をやったんですが
とても良いですねこれ。話自体は公式ページ参照


病弱モノということで「死」を扱う重いシナリオなんですが、こういうシナリオは
いつもの僕だと「ななかが死ぬなんて嫌だ!」とまぁ当たり前のことをわめいて
それがどんなに感動的なシナリオでも、そんなシナリオをわざわざ書くスタッフにむかついて
素直に感動できないんですが、今回は「劇中劇」ということで
(こういっちゃ何ですが)あくまでフィクションとして、「本編の彼女は死なないんだからまぁいいか」
と気楽にプレイできたのがよかった。
もちろんシナリオに引き込まれてる最中は悲しいんですが、それはあくまで架空の話ですから
劇が終われば「ああ面白かった」で済むわけです。
更にその後、ヒロインに「私はあんな病気にかかったりはしないよ」なんて言わせる。
これがまたいい。要するに、「死の病」なんていう大不幸はあくまでお話の中のことで
現実のヒロインと主人公はずっと幸せなままですよ。ということだ。
製作者が意図したことかはわかりませんが、素晴らしい演出だと思う。
完全感情移入派の僕がこれほど泣きゲー系シナリオを素直に楽しめたのは本当に久しぶりで、良いもん見せてもらいました。